会社への忠誠心 日本が世界最低   

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日本人の会社への帰属意識や仕事への熱意は世界最低水準―。そんな結果が、米世論調査会社のギャラップの調べで明らかになった。帰属意識や熱意が「非常にある」と判断された人の割合はわずか9%で、調査した14カ国のうち最低。4人に1人が「まったくない」とされ、職場に反感や不満を感じているという。

調査は今年3月に電話番号から無作為に選んだ千人を対象に、「自分の得意なことを行う機会が毎日ある」「自分が何を期待されているかがわかっている」「自分の意見が考慮されているように思う」成長を励ましてくれる人がいる」など12問を5段階評価で答えてもらい、総合的に評価した。

その結果、仕事への忠誠心や熱意が「非常にある」が9%、「あまりない」が67%、「まったくない」が24%となった。03~04年に同じ調査をした他国と比べると、「非常にある」はシガポールと並んで最低、最も高い米国(29%)の3分の1以下だった。一方、「まったくない」はフランス(31%)に次ぐ2番目の多さだ。
 
同社は「米国は不満があれば転職する。日本は長期雇用の傾向が強いこともあって、相当我慢しているのではないか」と分析している。

(2005.0513 朝日)



※会社を愛し、仕事一筋で日本の労働者は頑張ってきたはずですが、バブルの崩壊後企業の合理化が働く人の心にも荒廃をもたらしているようです。職業に対する考え方があまり変わっていないのでその過渡期としてこんな結果が出るのでしょうか。合理化の結果、以前の2~3倍の仕事をこなさなくてはならない余裕のなさが仕事に対する意欲をそいでいるのでしょうか。日本の労働者の皆さんにはもっと元気になってほしいものです。
 

by nukina1950 | 2005-05-14 15:04 | 労働

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