「妻は家、夫は外」 反対49.8%、初の多数は   

「妻は家、夫は外」 反対49.8%、初の多数は_a0024350_23204849.jpg


内閣府の男女参画調査
現状は・・・女性の44.8%「家庭優先」

内閣府が5日付けで発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」で、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に48.9%が反対、45.2%が賛成と答え、92年の調査以来、初めて反対が賛成を上回った。92年調査では賛成60.1%、反対34%、前回の02年調査では賛成と反対がともに47%で並んでいたが、ついに逆転した。

調査は、昨年11月から12月に全国の20歳以上男女5千人を対象に面接で実施。有効回収率70%だった。女性が職業を持つことについても、「子供ができても、ずっと職業を続ける方がよい」と考える人が過去最高の40.4%。「女性は職業を持たない方がよい」は2.7%だった。

仕事と家庭生活のかかわり方について、女性の望ましい姿を尋ねたところ、「仕事優先」25.1%、「両立」37.1%、「家庭優先」31.8%と分かれた。

しかし、女性に仕事と家庭生活のかかわり方の現状を尋ねると、「家庭優先」が44.8%にのぼった。一方、男性のかかわり方については、望ましい姿も、男性自身の現状認識も「仕事優先」と答えた人が6割前後あった。内閣府男女共同参画局は「現状は女性の仕事と家庭の両立がなお難しい面があり、『男は外、女が家』と分担する傾向は続いているのではないか」と分析している。


(2005.02.06 朝日)

by nukina1950 | 2005-02-09 23:43 | アラカルト

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