[日本版401K」100万人突破   

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導入3年で

厚年基金の1割
地方にも広がる

加入者の運用実績に応じて年金額が変わる確定拠出年金(日本版401k)の加入者数が、導入から3年で百万人を突破した。大企業などが運営する厚生年金基金の加入者数(一千万人)の一割に相当する。十月には、年金の掛け金が引上げられるなど規制緩和が実施され、普及に弾みがつく見通しだ。

厚生労働省の調べでは六月末は三月末に比べて40%増え、初めて百万人を超えた。サラリーマン向けの企業型と自営業者など向けの個人型の二通りあり、加入者数はそれぞれ968,000人と32,000人に達した。

地方銀行が、大手銀行や証券会社、生命・損害保険会社と組み、地場企業の勧誘に乗り出したことで導入企業のすそ野が広がった。当初は巨額の年金負債を抱えた日立製作所やトヨタ自動車など大企業が中心だった。

確定拠出年金は加入者本人が掛け金の運用方法を指示し、その巧拙で受取額が変わるのも特徴。株式や債権などの運用に習熟した個人投資家のすそ野拡大にもつながる。

十月の規制緩和で旧来の年金制度の積立金などを確定拠出年金に移行する際の上限は完全撤廃され「導入が本格化する」(ニッセイ基礎研究所臼杵政治上席主任研究員)との見方が多い。

by nukina1950 | 2004-09-11 13:02 | 年金,保険制度

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