鳥インフルエンザ EU,拡大を警戒   

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トルコ 人間も感染の型
ルーマニア アヒルから検出

欧州連合(EU)の欧州委員会は13日、トルコで見つかった鳥インフルエンザウイルスが人に感染する恐れがあるH5N1型だったと発表した。ルーマニアのアヒルなどからも鳥インフルエンザウイルスを検出した。同日、緊急の専門家会合を開き、対応を協議する。

ギブリアヌ委員(保健担当)はEU加盟国に抗ウイルス剤の備蓄を要請。10億ユーロ(約1380億円)規模の基金設立の検討に入った。トルコに加え、ルーマニアからの生きた鳥類や鶏肉などの輸入は即日禁止。最短6ヵ月間の禁輸措置を取る。

H5N1型は毒性が強く、東南アジアでは焼く20人が感染し、60人が死亡している。ロシアなどに続き、トルコでも同型のウイルスが確認され、渡り鳥が飛来する冬をひかえてEUは警戒を強めている。

                                    (ブリュッセル=下田敏)


(2005.10.14 日経)

by nukina1950 | 2005-10-18 09:52 | 健康

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