大雨の日か「雨なし」か 降り方二極化
2005年 09月 30日
過去100年気象研調査 弱い雨の日減る
日本では過去約100年に、大雨の日と雨が降らない日が増加した一方で、弱い雨の日が減少し、雨の降り方が二極化傾向にあることが、気象研究所(茨城県つくば市)の調査で4日、分かった。
温暖化が進む今世紀末には、さらにこの傾向が顕著となって大雨の日が増え、集中豪雨による洪水や土砂災害の増加が懸念されている。
同研究所によると、一日に100ミリ以上の雨となった日は、1901年から4年間の全国51地点の平均で年0.98日。2001年から4年間の平均は、年1.11日で、約25%増加した。
100年前と比べ、無降水(1ミリ未満)日も年241日から255日に増えたが、逆に弱い雨(1-5ミリ)の日は、49日から42日に減少、同研究所は「大雨は温暖化で大気の水蒸気量が増え、積乱雲などの雲ができやすくなったことが一因。無降水日が増えた理由はまだ分かっていない」としている。
温暖化が進む世紀末(2081年-2100年)の平均では100ミリ以上の年間日数が全国的に増え、多いところで3日増加。無降水日は広い範囲で1-8日以上増えると予想されている。降雨の二極化で災害をもたらす短時間の大雨も増加。1時間降水量が50ミリ以上の回数は、1976-85年の平均と97-2004年の年平均を比べると約16%増加した。
(2005.09.05 日経)
※最近2極化という言葉がキーワードとききます。
貧富の差、労働時間の長短の二極化等です。他にもいろいろその傾向はあるのでしょうが、2 極化していいことはあまり聞きません。
by nukina1950 | 2005-09-30 22:19 | アラカルト