国産材輸出が最高 昨年、5年前の3.7倍   

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中国向け6割、富裕層に人気

国産木材の輸出が拡大している。2004年の輸出量は1999年の3.7倍と過去最高を更新した。日本は世界有数の木材資源国だが木材自給率は割安な輸入品に押された歴史から20%以下に低迷。輸出増は林業再生の一歩となる一方、山林の荒廃を防ぐなど環境対策にも役立ちそうだ。

林野庁によると、昨年の国産木材(丸太)輸出量は7千3百3十3立法メートルと、統計を取り始めた1999年の3.7倍。中国向けが4千8百8十3立方メートルと6割強を占める。杉やヒノキが中心で、丸太で輸出し現地での製材工場で加工される。

宮崎県森林組合連合会は昨年、江蘇省昆山市に宮崎県産の杉部材を輸出した。「日本の杉は中国の杉に比べ節が少なくつやもある。香りもよいと評判は上々」(同連合会)といい、今年は杉丸太で千立方メートルと昨年の10倍、製材品で3百立方メートルと12倍の輸出を目指す。

秋田県の建設業者は昨年12月、中国の研究機関である中国林業科学研究院が主宰する「木造モデルハウス建設プロジェクト」に参加。安徽省黄山市に秋田杉の木造住宅を建設した。大分県の内装業、池見林産工業(大分市)や山形県の庄内森林組合協議会も中国の展示会で杉の間伐材作った内装材をPRした。

中国では主に硬い木はフローリング材、柔らかい日本の杉は壁などの内装材に使う。価格は競合するロシア材に比べ2~4割ほど高いが、接着材を使わずシックハウスを防げる無垢(むく)材として富裕層に人気だ。

木材輸出量はまだ国内の国産材使用量の0.05%。しかし、低迷する内需を背景に「採算改善にもつながる」(国内森林業者)と見られている。


(2005.03.31 日経)


※杉の家は本当ににいいにおいがして人間にはやさしいようです。
木材には湿度の調節機能もあって体にいいようです。そんな家に住みたいものです。

by nukina1950 | 2005-04-29 13:11 | アラカルト

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